春は別れと出会いの季節——。今年もSCIXラグビークラブから何名かの中高生が巣立っていきました。「クラブラグビーは、選手それぞれが自分のレベルに合ったラグビーを楽しむ場所」。故・平尾誠二前理事長が掲げた理念のもと、中学高校を通しての6年間、あるいは高校時代の3年間をSCIXでラグビーに取り組んだクラブ卒業生たちは、皆、ラグビーと勉学を両立させ、コーチ陣が驚くほど立派な進路先を報告してくれました。
コロナ禍で活動に制限も出た2021シーズン。男子高校生の部のキャプテンとしてチームをまとめた南部さんは、中学時代の大怪我を執刀し、再びグラウンドに立たせてくれた外科医への感謝・憧れから、一年間の浪人もいとわず医療の道へ進みます——。