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新理事からのメッセージ
元木由記雄です。本年6月に理事に就任しました。
SCIXにはコベルコスティーラーズでの現役引退後、2010年から4年間、コーチとして参加していました。当時は主に中、高校生や女子の指導に当たっており、兵庫県民大会での勝利を目指して鹿児島に合宿に行ったり、勝つためのミーティングや練習を重ねたりと、選手それぞれの通っている学校が違ってもチームとして徐々にひとつにまとまっていく姿、個々の選手が大きく成長していく姿を目にするのは非常にやりがいもあり、私にとって楽しい思い出です。現在、SCIX出身の選手がさまざまなカテゴリーで活躍していることは本当に嬉しく思っています。
私が指導者として大切にしていること。究極の目標は、何かに「本気で取り組む」ことによって自分の壁を壊し、その向こうにあるものや向こうにいるひと回り大きくなった自分自身を体感してほしいということです。一度この経験を身をもって体感すれば、その時につかんだ「何か」は生涯、折々にさまざまな場面で活かせるものです。
現在、私は京都産業大学ラグビー部でヘッドコーチをしています。チームの選手には日々、自主的な「判断」と「選択」を求めています。それは、試合の中だけではありません。練習中、グラウンド外、常に自分が今、何をすべきなのかを意識的に考え、自主的に選択していくことです。「判断」「選択」はSCIXが掲げているインテリジェンスのひとつ。平尾誠二さんも意図のないプレーに対しては非常に厳しい評価をしていたことが、今でもとても印象に残っています。
日々コーチングは世界で刻々とものすごいスピードで進化しています。SCIXがさまざまな活動を通して、常に新しいものを社会に発信していけるよう尽力したいと思います。
以 上