■ 第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』
第13回女子セブンズ練習会 
日時:2013年2月24日(日)12:00~15:00
場所:神戸製鋼灘浜グラウンド人工芝

2月24日(日)に、 第13回目となる第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』の女子セブンズ練習会を開催しました。この日は、石見智翠館高校女子ラグビー部も加わり、23名の選手が参加。ランニングやストレッチ、パス回しなどのウォーミングアップの後、SCIX大石嶺コーチと姫路北高等学校・宇都宮靖人先生の指導のもと、ボールを使った本格的な練習に入りました。

ますはパス練習を実施。片手でパスした後、両手でパス。さらに5人一組となりキャッチの練習。そして4人一組でラインを形成して、ランパスを行いました。最初は距離を短くして行いましたが、次第に長く。この時、左へパスをする際に、ミスが多発し、大石コーチから「パスは基本中の基本です。2人いれば練習ができるので、普段からもっと練習するように」と喝が入りました。その後、3対2でアタック&ディフェンスを実施。ボールキャリアは常に仕掛ける意識を持つこと、そのためには相手ディフェンスに対し、身体を向き合うようにすること、相手が詰めてきたら外にパスをし味方を生かすなど、ポイントがいくつか上げられ、練習に取り組みました。

この後、1対1でボールの奪い合い、そして3人一組となりオーバーの練習へ。これは、一人目が相手に見立てたタックルバックに当たり、ラックを形成し、二人目が相手を押し込みます。この時、相手に当たったらずれずに、相手も一緒に持っていくイメージで押し込むようにとアドバイスがありました。そして三人目は、SHとなりボールを出す、もしくは一緒にモールを押すかを判断します。この一連の練習を行いました。まだまだ基本の練習は続きます。続いてタックル練習を実施。最初は50%~60%のスピードで走ってくる相手に対し、タックルします。徐々にスピードを早め最後は全力で行いました。

大石コーチは「タックラーはタックルしたら終わりでなく、すぐに立って次のプレーに入るという週間を普段の練習から持つようにしてほしい」とアドバイス。激しいタックル練習の後、アタック&ディフェンスを実施。この日はケガ人が多く、6対6となりましたが、皆、一生懸命取り組んでいました。最後に、この日の練習の合間に何度か行ったシャトルランを行い、練習会は終了。この日、シャトルランを練習の合間に入れたのは、「試合中にきつくなった時にどれだけ走れるか、一人がさぼればそれだけほかの選手に負担がかかることを練習の中でも覚えてもらうためです」と大石コーチは話していました。

練習会の総括として、大石コーチは「今日は基本練習を中心に行いましたが、どのプレーも試合中にいつも使うプレーでーであることを忘れずに、これからも練習して欲しい。特にパスとキャッチは家に帰ってもできることなので、積み重ねていって欲しい。左パスは特に意識して身に付けて欲しい」と言い、宇都宮先生も「基本がどれだけできているか。それがチームプレーの基本になることを忘れずに練習して欲しい」と、基本プレーの大事さを改めて説きました。次回の練習会では、基本プレーがさらに向上していることを楽しみにしています。

 
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