■ 第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』 1月14日(月・祝)に予定されていた練習が悪天候のために中止となり、この日が2013年初の練習会となりました。最高気温6度という寒い1日でしたが、灘浜グラウンドには中高生や神戸甲北高校の選手たちが集合。指導にあたったのは、SCIX今村順一コーチ、大石嶺コーチ、姫路北高等学校・宇都宮靖人先生です。 練習会は、円になって行うパス練習からスタート。コーチの笛で、パスの方向をチェンジし、ボールを落とすと全員で腕立てをします。最初はボール1つでしたが、次々とボールが投入され、合計5つのボールを使ってパス回し。さすがに5つのボールとなると、選手たちの表情から笑みがなくなり、皆、必死の形相!ボールを落とさないように集中力高くパスを繰り出していました。続いて、二人組になって、ひざをついたままの状態でレスリング。その後、2チームに分かれて、スペースボールを実施しました。 スペースボールとは、SCIXが考案したボールゲームで、バスケットボールのように前後左右に味方のいるスペースにボールを放ってパスをつないでいきます。スペース感覚や判断力、コミュニケーション能力を養うことを目的にゲームを行いました。そしてハンズパスの練習へ。相手が間近にいる時や次のランナーに素早くショートパスを送る時に使うのがハンズパスです。コーチからは、ボールキャリーはスペースを目がけてタテへ走り込むようにアドバイスが送られました。練習は徐々に熱を帯びてきて、選手たちからも声がよく出るように。良い雰囲気の中、次にアタック&ディフェンスの練習。コーチからパスの間合いなどが指摘されましたが、アドバイスを聞いてから、動きがどんどん良くなり、互いにコミュニケーションを取って連携しプレーしていました。 さらに変則タッチフットボールを行った後、ヒット、ドライブ、ダウン、オーバーの一連の動作の基礎練習へ。ダウンボールした後に、ロングリリースを意識するように声がかけられましたが、なかなかうまくいかない様子で、意識づけるために繰り返し練習を行いました。「やらないといけないことはたくさんある」とコーチが言うように、この日は15時を過ぎても練習は続きます。フルコートを使ってのタッチフットボールへ。「これまでの練習でやってきたことを使ってプレーするように!」と声がかけられますが、実戦になると、ボールを持ち過ぎてしまったり、タテに走る込むことができなかったりと、練習でできていたことができていないといったことが何度も起こりました。 その後、サポートランを行い、4時間にわたる練習会は終了。今村コーチは「ひとつひとつの練習が実戦につながるように練習をしています。敵がいても、練習でやったことができるようにしっかり意識してプレーしましょう」と話し、大石コーチは「今日は声がよく出ていて、非常に雰囲気が良かったと思います。ただ周りに遠慮したプレーも見られました。ミスしてもいいので、チャレンジしていきましょう!」と選手を鼓舞しました。次回の練習会ではさらに良いパフォーマンスを発揮してくれることを期待しています。 |
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