■ 第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』 10月8日(月・祝)、澄み切った秋晴れ空の下、『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』の第7回女子セブンズ練習会を開催しました。三連休の最終日ということもあり、参加者がどれくらい集まるか心配でしたが、灘浜グラウンドにはAチーム21名、Bチーム6名の計27名が集合。どの選手もやる気に満ちあふれた表情で練習に臨みました。 この日は、まず腹筋、腕立て伏せ、1km走の測定を実施。腹筋、腕立て伏せは、30秒間に30回以上が目標、1km走は3分台を目標にそれぞれ行いました。腕力が弱い女子にとって、腕立て伏せは、なかなか難しいようで、皆、大苦戦。目標回数に到達しない選手が大半を占めました。また1km走も3分台に到達した選手は1人だけと、フィジカルの強化という課題が出ました。
リアクションドリルの後、A、Bチームに分かれて、ボールを使った練習に突入。Aチームは今村順一コーチと武藤規夫コーチが、Bチームは神戸甲北高校の財田幸治先生と姫路北高等学校の宇都宮靖人先生が指導を行いました。 Aチームは継続して行っているコーンをディフェンスに見立て、SOからアタックラインを敷いてのアタック練習。その後、そのままのアタックの陣形で、今村コーチと武藤コーチがディフェンスに入り、アタック練習を行いました。するとコーンをディフェンスに見立ててアタックをしていた時には、精度高くボールがつながっていたのですが、両コーチがディフェンスをした途端に、パスミス等のミスが連発。今村コーチは皆を集めて「もっと前を見てプレーするように。ただ敵ばかり見ていたら、パスの精度が落ちてしまいます。周りと前を見るバランスに気をつけながらプレーしよう。また外のプレーヤーももっと声を出して指示を出すように」とアドバイスしました。さらにFW、BKに分かれて、コンタクト練習を実施。「もっと低く!」など、武藤コーチからの指示が飛ぶ中、特にFWは、どの選手も激しいヒットを繰り出し、本番さながらの熱い練習となりました。その後、2チームに分かれてゲーム形式で練習を実施。試合のイメージが湧かないBチームの選手が見守る中、50m×15mと通常より狭いスペースでゲームを行いました。さらに50m×35mと幅を広げて、ゲームを再開。この練習の後、今村コーチは「狭いスペースではコンタクトの回数が増えます。そこで皆、倒れてからの反応が遅い。またパスをした後、タックルした後、動きが止まっている。ひとつの動きをした後、次のプレーを予測して、リアクションするように」と課題を指摘しました。 Bチームは、パス練習の後、スクラムマシンを使ったスクラム練習、コンタクト練習、さらにA チームのゲームを見学した後、そこで掴んだイメージをもってアタック&ディフェンスの練習を行いました。そして最後は全員で、腹筋、腕立て伏せを、30秒間×5本を行い、練習会は終了。財田先生はBチームの選手に「これからコンタクトの練習を増やしていきます。スクラム練習もどんどんやるので、普段の生活から体力をつけるように準備しておこう」と話しました。また今村コーチも「ラグビーはコンタクトを避けることができないスポーツです。今日の練習でやった腹筋や腕立て伏せなどは、特別な器具がなくても、自宅でできる運動です。ラグビーができる身体づくりを普段から心がけましょう」とアドバイス。次回の練習会では、フィジカルがアップしたアカデミー生に会いたいと思います。 |
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