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![]() ■ 第9回SCIXスポーツ・インテリジェンス講座 今年最後の「SCIXスポーツ・インテリジェンス講座」は、神戸製鋼コベルコスティーラーズGMを務める平尾誠二氏とサッカー解説でお馴染みの山本昌邦氏をお招きし、「W杯に導く指導者」と「W杯で勝てる指導者」をテーマに対談形式でお話いただきました。 平尾氏は、現役時代に第1回、第2回、第3回ラグビーワールドカップに出場、現役引退後、1997年から2000年まで日本代表監督を務め、1999年に開催された第4回ワールドカップウェールズ大会にチームを導きました。また山本氏は、現役時代はディフェンダーとしてユース代表、ユニバーシアード代表、日本代表で活躍した後、指導者としての道を進み、ワールドユース日本代表コーチや日本代表コーチとしてフィリップ・トルシエ氏やジーコ氏を支え、現在はサッカー解説者として活躍中です。経験豊富なお二人の対談ということで、指導者を含め多くの方々にお集りいただきました。
その後、話題は1996年アトランタオリンピックで、サッカー日本五輪代表がブラジル五輪代表を1-0で下した“マイアミの奇跡”へ。この時、山本氏は西野朗監督のもとでコーチを務めていました。山本氏は「奇跡と言われていますが、それまでに多くの情報を集めて分析し、選手が得意な部分を出せるように対策を研究した結果です。それが勝利につながった」と振り返り、偶然の勝利でないことを強調。また岡田武史氏が監督を務め、日本代表初のベスト16進出を果たした2010年サッカーワールドカップ南アフリカ大会での決勝トーナメント1回戦vsウルグアイ代表戦でのPK戦についても触れ、「ゴールキーパーに相手がどこに蹴ってくるのか過去5年間の情報を渡していました。負けはしましたが、キーパーは相手をかく乱するような動きをしてくれた。そういう裏をかくような選手を育てていかないといけない」と想像力や発想力の大切さについて再度語りました。
2時間に渡る対談は、部活動等で指導をする方々にとってもヒントが多い内容になったかと思います。ご参加いただいた皆様方、ありがとうございました。 講座終了後、SCIX創設15周年を語らう懇親会を開催。受講者の皆さんにも多数ご参加いただき、楽しいひと時を過ごしました。 |
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