第3期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』 4月4日、5日に埼玉県熊谷市・熊谷スポーツ文化公園熊谷ラグビー場にて開催される「第3回全国高等学校選抜女子セブンズラグビーフットボール大会」に向けて、SCIX近畿セブンズブロックアカデミーの高校生と同じく同大会に出場する神戸甲北高校女子ラグビー部が練習試合を行いました。試合は7分1本で、計4本実施。ウォーミングアップ終了後、SCIX今村順一コーチから「周りとコミュニケーションをとって前に出るディフェンスを。また身体をしっかり当てて1発で倒せるタックルをしよう」と主にディフェンスについて指示がありました。 1本目は、立ち上がりこそ今村コーチの言葉通りに“前に出るディフェンス”ができていましたが、徐々に反則が出たり、コミュニケーションのミスが出たりし、相手ペースに。3本のトライを奪われ、5−17で敗戦。試合後、選手間から「みんな、ポイントにより過ぎている」「2人目、3人目のサポートが遅すぎる」などといった反省点が出ました。今村コーチは「前に出るディフェンス、1対1のタックル。そして1本目に出た課題であるリアクション。この3つを意識して次の試合に臨もう!」とゲキを飛ばし、2本目へ。 2本目も2つのトライを許し、7-10と敗れはしたもの、ディフェンス、アタックともに手応えを感じられるものになりました。今村コーチは「前に出るディフェンスに関しては、みんなが意識していることは感じられました。アタックについては、タックルされた後の倒れ方が悪い。味方の方に倒れないと。また、まだまだ2人目、3人目のサポートが遅いので、リアクションを早くしよう!」とアドバイス。3本目は相手が1年生を中心としたメンバーだったということもあり、ディフェンスがよく機能し、相手ボールを奪って積極的にボールを動かしてトライをマーク。試合終了間際にターンオーバーからトライを決められましたが、12—5でこの日初めての白星を上げました。しかし選手たちはプレーにあまり納得していない様子で「ゴール前のチャンスを潰したし、相手が来ているのに無理なパスがあったりした。もっと周りの選手が声を出してコミュニケーションを取ろう!」などと意見を出し合い、ラストゲームへ。 4本目も3本目同様にSCIX近畿セブンズブロックアカデミーペースで進みます。マイボールラインアウトからパスを繋いで先制のトライ。しかしその直後にトライを決められ、7-7。一進一退の激しい攻防が続きますが、ターンオーバーから一気に攻め込みトライを決めると、試合終了を告げるホーンが。ゴールキックも決まり、14-7でSCIX近畿セブンズブロックアカデミーが勝利しました。 試合後、今村コーチは「今日は前に出るディフェンス、1対1のタックル、リアクションを意識するように言っていましたが、試合を重ねるたびに良くなっていきました。それを最初からできるようにならないといけませんし、まだまだ良くなる。選抜大会までに各自でできることはやっておくようにしましょう」と総括。選手たちも引き締まった表情で話を聞いていました。選抜大会まで練習会は1度きり。大会で最高のパフォーマンスが発揮できるように、残りの期間、しっかり自主トレーニング等に励んでほしいと思います。 |
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