先月も生・損保会社の保険金不払いについて、各社の経営トップが雁首並べて謝罪しているニュースの嵐でした。
理由はともかく、消費者(契約者)側からすると、騙されたという印象は拭えません。私も全く同感です。
契約者側としては、保険会社の行動を厳しく見つつ、今一度、自分が加入している保険の内容を再確認してみる必要があると思います。
過去に保険金を請求していれば、保険会社側は不払い(支払い漏れ)が無いか、その内容を再点検しています。が、入院や手術などをしても、契約者自身が請求をしていなければ、払ってもらえるものも貰えません。宝くじを買わないと絶対当たらないのと同じです。
もし、これまで請求してなくても、2年若しくは3年以内(保険会社によって違うようですが)のことでしたら、まだ間に合いますから、ぜひ、請求してみて下さい。
もっとも、自分の保険内容がわかってない方がほとんどだと思います。その場合、担当者がいれば、改めて一から説明をしてもらうのもいいですし、担当者が辞めていたり、疎遠になっているのであれば、各保険会社のカスタマーサービスセンターのフリーダイヤルにしてみるのも手です。ほとんどの人はよくわからずに保険に加入してますから、請求漏れがなくても尋ねてみるのも一案です。
ところで、生命保険と損害保険の契約に関して、両者に大きな違いがあることをご存知でしょうか?
損害保険、例えば、自動車や火災保険などで、申込書に署名・押印して、保険料を支払った段階で、その保険契約は成立(手続き完了)となります。その保険マン・代理店が、保険契約の『締結権』というものを持っているんです。
が、生命保険の場合、生保レディーやコンサルタント(各社で名称が違いますが)が、勧誘をし、保険の説明、申込手続きなどを一切しますが、彼(女)らは、『生命保険募集人』という資格で、保険契約の締結権はありません。締結権は各保険会社が持っているわけです。
彼(女)らは、ただの仲介者でしかありません。もちろん、その人があなたの生涯の担当になると思いますが、保険加入や給付金の支払い等の決定権は保険会社が持っていることをご認識下さい。あまり調子のいいことばかりを言う人、契約を急ぐ人などは、いかがなものかと思います。
でも、権限がないからと言って、ないがしろにするのではなく、うまく関係を作っておいて下さい。通信販売で保険に加入したならば、ご自身ですべての手続きをする必要がありますが、生保レディーやコンサルタントから入ったのでしたら、請求についてのアドバイスや、手続きまでやってくれるはずです。契約者本人では、よくわからない保険内容でも、彼(女)らは把握してますから、お願いすれば、また、彼(女)らがちゃんと対応していれば、今回の不払いという問題もかなりの部分で防ぐことができたと思います。
高い保険料を支払っているのですから、それぐらいするのが当たり前と思えばいいと思います。保険は加入したら終わりではなくて、無いほうがいいですが、保険金や給付金をお支払いするのが、彼(女)ら、並びに保険会社の究極の仕事です。一生つきあえる人と出会えるといいですね。
アメリカでは、医者と弁護士とそして保険マンを生涯の友に持てれば、最高の人生になるとも言われてます。
この連休に、保険証券を出してみて、その保障内容が自分の目的に合っているのかを一度考えてみてはどうですか。